photter's photo diary

日々の暮らしで感じた「心に一番近いコト」を写真と言葉でつづります。

ひとコメ一答その2 プリント紙は何ですか?

御苗場の作品でコメント頂いた中から
今日も一つお答えします。

▷このプリント紙は何ですか?
どのように入手し、プリントできるのでしょうか?

今回の作品の手法を「幻灯影絵写真」と名付けたので
影絵を映すスクリーンのような紙質のプリント紙を選びました。


まず、作品に使用した紙は
ピクトリコのWASHI無地(薄)です。

厚手のものと2種類有りますが、薄手の方が表面がざらついていて、
平面的な写真にちょっとした立体感を与えるアクセントになります。

次に入手方法は、2通りぐらいでしょうか。
インターネットなら直販サイトでしょう。Amazonには無いようです。
実店舗ならビックカメラヨドバシカメラで。

最後にプリントですが、
今回はプリント工房というピクトリコさんのサービスに
パネル仕上げまでお願いしました。

プロフェッショナルな仕上がりだったので反響が有ったのでしょう。

御苗場初日、ブースにピクトリコの江口社長がいらっしゃったようです。
(貴名受にお名刺頂きました。)
ありがとうございます。


プロに頼むのはちょっと・・・と言う場合も
もちろん、自宅でプリントできます!!


でもアドバイスが3つ。

一つ目は、この紙はものすごくインクを吸います。
紙がふやけるかもしれないので、プリント設定を正しく。


二つ目はインクジェットのインクの違いです。
インクをものすごく吸うので、
染料インクと顔料インクでは発色の差が顕著です。

染料インクの場合は、インクが奥までしみ込むので
紙の光沢感が残りますのでドラマチックです。

顔料インクの場合は、紙の光沢感は染料ほど出てきません。
その代わり、日本画のような落ち着いた印象になります。


三つ目は色のメリハリをレタッチで付けることです。
パソコンの画面で見るよりも淡い色調で印刷されるので、
画面上でちょっとやり過ぎぐらいのレタッチで良さそうです。

レタッチ前



レタッチ後




ここ1、2年の実験成果をバラしてます。
この記事を見た人はラッキーです。ホント。

10万円近く注ぎ込んで得た情報を
タダで手に入れることができるのですから。