photter's photo diary

日々の暮らしで感じた「心に一番近いコト」を写真と言葉でつづります。

今いる場所を大切にする。

当人にとってはごく当たり前の能力でも

ある人にとってはとても手に入れ難くて羨ましい気持ちになる。

 

僕にとって手に入れ難いのは、いわゆる男らしさ。

何をもって「男らしさ」とするか、解釈はいろいろだけど

僕の解釈は「豪快さ」であり、「細かいことを気にしない」ことだ。

 

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最近でも写真の雰囲気とか、それに添える言葉について

詩的でなんか「銀色夏生」っぽい、と言われる。

特に女性からそういう感想をもらう。

 

銀色さんのつくる世界観は好きだから、

感想は「繊細」という意味で前向きに受け止めている。

写真とか表現の部分ならそれでいいのだ。

 

でも、実生活でそれだとなかなか生きづらい。

 

それを細やかさだから好いと言ってくれる人もいるけど

「男らしさ」を備えていない自分に対するコンプレックス、

若い頃、特に20代の頃はコンプレックスが強くて、悩むばかりだった。

 

勝手な思い込みで、

自分で勝手に落ち込んでいるんじゃないか?

って思うときがあるし。

 

僕の名前をもじって、

銀色よしお(笑)なんて冗談っぽく言われるのも

いまは受け容れられるし、むしろ嬉しいとも思う。

自分の好きな世界に近づいているってことだから。

 

でも、10代や20代の頃だったら嫌だったろうな。

自分を受け容れられなくて苦しんでいたから。

 

なぜいまは受け容れられるのだろう?って考えてみた。

 

自分には手に入れ難いもので、他人のものが羨ましく見える。

こういうことは良くあることだと思う。

 

でも、逆に考えると

 

今の僕の在り方を

とても羨ましくて手に入れ難いものだと思う人が

きっと世界には居るということ。

 

だから今の自分の在り方を大切にしたい。

それを捨てたら何も残らない!なんてことだってあり得る。

 

自分を受け容れるってことは自分を大切にすること。

今いる場所を大切にすること。

 

自分を大切にできるから

他人を心の底から大切に想えるのだと思う。