photter's photo diary

日々の暮らしで感じた「心に一番近いコト」を写真と言葉でつづります。

アイデンティティとは?

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Tokyo International Photo Competitionという公募展の

本日レセプションということで

受賞作品を観に京橋の72Galleryに行きました。

 

私はこの公募展に応募するとき、

募集要項に書いてあったテーマ「civilization」って

一体何を求めているのだろう?と思いました。

 

辞書的な意味は文明とか文化、だけど。だからなんなんだよ。

分からない。

写真業界で何かしらそういう用語というか、ジャンルがあるのか?

グーグル先生に英語で質問しても、答えは見つからない。

 

答えが無い。

だったら、なんでもありなんじゃないか。

そう思って2作品(シリーズ)応募しました。

 

落選。

 

答えに辿り着かないままでは勝てない。

受賞作品、そしてステートメントを観て、そう思いました。

 

ここにある受賞作品を目の当たりにして分かりました。

civilization」という言葉に対して

作者それぞれの解釈、意味の消化がなされていると感じました。

 

と、同時にその表現は

借り物ではなく自分が経験・体験してきた

自らの内に有るものの具現化であり、

 

テーマに対して写真を近づける というような

小手先のものでは無いことを強く感じました。

 

答えは外には無い。本にもネットにも載っていない。

見つけたければ自分と向き合う。

そこの部分を徹底的に、己と付き合うことで

ようやく答えを見つけるのだと思います。

そこが表現者に求められるアイデンティティなのだろうと。

 

今月初旬に伺った

安達ロベルトさんと鈴木光雄さんの対談の中で

写真作家そして作品に求められるアイデンティティのこと

今日やっと自分のことと結びつけて分かり始めた、そんな気がします。

 

ホントのこと言うと、今日見に行くつもりは無かったのです。

9月第1週まで展示はやっているし

朝からずっと写真イベントの打合せ、

そして写真のレビューとあったので後日にしようと思っていたのですが、

結果的に、今日行かなきゃ、いつ行くの?って言うぐらい

最高のタイミングだった。

 

心の在り所とシンクロしていて。