世の中の「好き」を集めたら何になるだろう?
日曜日のぶらアートの〆、ニコンサロンに行ってきました。
juna21は神崎さんと同時開催で、
武山友子さんの写真展もゆっくり拝見。
孤独の空間、時間をいとおしむような写真だと感じました。
作者御自身がいらっしゃるのでお話を伺いました。
いつもの私は、声なんて掛けないんですけどね。
2月に入って、少し調子が良くなったからでしょうか。
一番聞けて好かった話は、
絶対にやってみたかったことをやって、それがいい結果になって嬉しかった、
と言うこと。
やってみたいこととは何かと言うと、写真の裁ち落とし。
展示作品はDMの写真の両サイドをトリミングしているんで
なんでトリミングしたのか聞いてみたんです。
彼女の答えは、
裁ち落としを絶対にやってみたかった。
そしたら、ファインダーで見ている時よりもより被写体に近づけて
表現したい画になったから好かった。
でも突然に「裁ち落としをしたい!」なんて発想すると僕は思えず
きっとキッカケがあるはず。そう思って、
誰か好きな写真家の方のイメージに裁ち落としがあったんですか?
と聞いてみると、川内倫子さんのお名前が。。。
好きなものに近づこうとする。まねしてみる。
とても素敵なことですよね。
もし僕が「どうやったら写真が上手くなりますか?」と質問を受けたら
答えようと思っていることがあります。
自分にとっての「好き」を世界中から写真で集めてみましょ!
猫が好きなら世界中の猫を、いろんなシチュエーションで撮れば好い。
好きな写真家が居るならマネして撮れば好い。仕上げだって真似すれば好い。
そうして集めた自分の「好き」は間違いなく「作品」になるはずだから。
そしてそれは「たからもの」になると思う。きっと、ね。