視線
今日も今日とて、いいものを吸収する素敵な一日を
銀座一丁目→八丁堀→京橋→溜池山王→飯田橋→新宿、と堪能しました。
最後に訪れた新宿ニコンサロンは、
昨年12月のフォトラウンジで知り合った神崎さんの写真展。
観ていて不思議な気分になりました。
初めは車椅子目線で街をみている気分でしたが、
ある写真をきっかけに車椅子を見る自分自身を想像します。
それは、電車の中で、
ベビーカーに乗った子供がじっとこちらを見つめている写真。
大人になる過程で私たちは、
「人のことをあまりジロジロ見るもんじゃない」
と教えられるものですが、
子供は興味あるものに反応する。とても素直に。
電車の中なのでたくさんの人が居るわけで、いろんな視線の交錯が、
それこそ、吊り広告の天海祐希の視線でさえ感じる不思議な写真でした。
その写真をきっかけに、主客が逆転するというのでしょうか
どちらの目線とも違う、俯瞰でみるような感覚です。
本当の日常の世界を感じるとは主客を飛び越えた、
そういう感覚なのかもしれません。