photter's photo diary

日々の暮らしで感じた「心に一番近いコト」を写真と言葉でつづります。

思うこと

ハッセル×6月×紫陽花

日本の6月は梅雨。 紫陽花(あじさい)は湿った空気と雨音の彩りに思えます。 久しぶりのブログは、 一番好きなカメラ「ハッセルブラッド」で撮影した6月の紫陽花を選びました。

やめろと言われても

一休とんち小僧の正体上野毛にある五島美術館でiPhoneを使っていたら、 「展示室では電子機器を使用しないでください」と係員に注意された。 これまでいくつかの美術館、博物館に行ったけども、一度も言われたことが無かったので、少々驚いた。 理由を聞くと…

闇の中でしか光りには気付けない

先のことを考えると不安になることがある。 いまある状況。生活。 暮らしていけることすら脅かされるかもしれないからだろう。 妬み。他人を羨ましく思うこと。 それ自体が原動力になることはあるだろう。 でも、永く続かない。 なぜなら他人と比べても、 そ…

ミクロコスモスはどこにある?

先日、茶人の武者小路千家・千宗屋さんと写真家の上田義彦さんの対談に 行ってきました。 千さんが茶室という場とその所作、 もてなしに関して「主客」という言葉を使って説明するほど 私には茶室の説明なのに、 小劇場での「お芝居」のことを語っているよう…

再生

ネットで音楽をダウンロードする時代になって久しいですが、 最近はレコードやカセットテープが見直されているようですね。 一度は枯れた技術でしたが、 誰でも使えて、手に取れる形あるものというのが、 結局残るのかもしれません。 花が咲く。真っ盛りのと…

愛は与える者に与えられる

振り返るな、前を見ろ!と言いますが、本当にそれでいいのでしょうか。 余りに忙しすぎて、とっ散らかした過去を整理すること「棚卸し」することはとても好いことだと思います。 僕はメモ魔で、気になった言葉を手帖に書き込むクセを持っています。今日は大…

アラフォーの心意気とは?

一体なんでしょうね。アラフォーの心意気。 「四十にして惑わず」といいますように、 アラフォーの心意気とは、 惑わず、迷わず、今を楽しむ、精一杯生きる という気持ちじゃないでしょうか。 人というのは褒められたい、という気持ちや 愛されたい、という…

正直しんどい

忙しすぎて正直しんどい。あれもこれもは出来ない。

美しいもの。その内側

美しいものは、どこから見ても美しいのだろうか? 外側。「見かけ、見てくれ」に限れば、それは当てはまると私は思う。 しかし、内側が美しいか?というとそれは別問題だろう。 その最たるものが富士山だと思う。 富士山を望むことの出来る一番遠い場所は、…

おいしいものは最後に

冬の朝は布団から出る戦い。 えいや!っと起きて外を歩くと、生きている実感がした。 ピリッと冷えた空気。 頬を温める朝日。 しんと静まる水面。 夢中になってシャッターを切っていると、 あの戦いに負けなくてよかったと思える。 むしろ寒さすら楽しいスパ…

フルか、フラれるか

明日の天気が予報では雪です。 昨年は、二度も大雪が東京に降りました。 明日の仕事。 イベントで外出の日に雪だと思うと気が滅入りますが、 写真撮影のときは気分が上がります。 どうしてだろう?と思うと、 楽しむこと、でした。 雪の中、仕事に出かける途…

繋がり

ある日のこと。継ぎ手を見ていて、ふと疑問に思った。 どうして足ではなくて「手」なのだろう? 人は信頼関係を築く時に「握手」をする。 足を踏みつけられて、信頼を感じる人は居ない。 もしかしたら足の裏を合わせる部族は居るかもしれないけど。 ところで…

写真を抽象化する

昨日は、講座の3回目で課題提出がありました。 安達ロベルト/モノクロ撮影講座「写真を抽象化する」http://www.tip.or.jp/robert.html 抽象化することを第一に、撮った写真をデジタル処理しました。 フィルムとデジタルの違いは、画面を構成する要素にある…

役に入り込んでこそ活きるアドリブ

誰の言葉だっただろうか? 「脚本は芝居の一部でしかなく、役者によって芝居は完成する」 という言葉をどこかで見た。 4月5日の昼は写真のゼミでお世話になった安達ロベルトさんの 音楽と脚本、演出するお芝居を観に行きました。 そして夜はまた別のライブに…

たしかなことは

人って不思議なもので、 忘れてしまえばいいような、どうでもいいことはいつまでも覚えているのに 当たり前のことは大切に出来ず、忘れてしまう。 例えば会社の上司がムカつく、受験に落ちる、失恋をする… いつまでもこんなこと、頭の中に留めていても何も好…

小手先ではなく本質で勝負するとは?

あるお芝居の舞台裏のお話。 役者さんの役作りを演出する上で、衣装や小道具は大切な要素である。 しかし、演出家の役者に対する「衣装に頼るな」というコメントは 鋭く刺さると思う。 衣装や小道具は、あくまで役者さんがつくる【存在】の輪郭を より際立た…

光を感じるためには?

今日はふと思い立って、目黒駅で下車。 コーヒーを飲みながら文章を書き下ろして 久しぶりにギャラリー「やさしい予感」に行ってきました。 開催されていた展示の内容もそうですし、 作者の方のお話を伺えてよかった。 作者の蒲原さんは、光を感じながら描く…

ボールはトモダチ。ではカメラは?

キャプテン翼の主人公、大空翼くんの名言 「ボールはトモダチ」 サッカーが上手くなる一番の方法は、ボールと仲良くなること。 確かに上手い選手はボールを吸い付けるように扱います。 私は以前の記事で、写真の一番のトモダチは「光」だと書きました。 光が…

表現における引き算ってなんだろう?

安達ロベルトさんのお話を伺ってから、写真に音楽を載せるためのプロジェクトのために撮っていた一枚から選びました。 メロディーもどきは鼻歌で入れているものの、キーボードで音に出来ていない。まあ、気長に作っていきましょう。 写真に音楽を載せること…

考えを巡らして作り込む

今夜はグループ写真展「LOVE」の出展者講評会でした。岡嶋先生からいくつか質問を受ける形で講評を戴きました。(ダメ出ししてもらいたくて出展したのではないのでヨカタと思います。)質問のうちのいくつかは想定内でしたが、一つだけ答えを用意してなかっ…

ミュージカルWICKEDに学んだこと

ある歌手の方がライブで歌ったミュージカルの歌がキッカケでWickedを観に行きました。しかも二度も。それほど魅了されました。 タモリじゃないけど、僕は突然歌い出すミュージカルが嫌い、みたいな先入観を僕は持っていました。 例えば、リトルマーメイド、…

世の中の「好き」を集めたら何になるだろう?

日曜日のぶらアートの〆、ニコンサロンに行ってきました。 juna21は神崎さんと同時開催で、 武山友子さんの写真展もゆっくり拝見。 孤独の空間、時間をいとおしむような写真だと感じました。 作者御自身がいらっしゃるのでお話を伺いました。 いつもの私は、…

視線

今日も今日とて、いいものを吸収する素敵な一日を 銀座一丁目→八丁堀→京橋→溜池山王→飯田橋→新宿、と堪能しました。 最後に訪れた新宿ニコンサロンは、 昨年12月のフォトラウンジで知り合った神崎さんの写真展。 観ていて不思議な気分になりました。 初めは…

写真は記録なのだろうか?

(Beijing Airport 2009) 写真は記録だというが、 世の中に出て来ない写真は本当に「記録」と言えるのだろうか? 二週間も前のことだけど、クーデルカ展に行ってきて思ったことだ。 プラハの春。ソ連軍の侵攻と戦う歴史的な出来事だが、遠い昔の離れた国の…

ジョセフ・クーデルカ展にて

国立近代美術館で開催の「ジョセフ・クーデルカ展」に行ってきた。 クーデルカはチェコスロバキア出身の写真家で、 プラハの春が代表作。喜びと哀しみの感情を表現する人だと思う (2014年1月12日 江ノ島にて) 今回の展覧会では7つの作品群に分けて展示され…

写真は微分にも積分にもなる。

昨日はたまたま立ち寄ったルーニーで 刺激される写真を観た。 作品のタイトルが Δt というもの。 写真とは瞬間を切り取ることができる。 しかし、瞬間は点ではない。 シャッターが開いている瞬間、それはある一定の幅の時間Δtだ。 その時間の幅を感じさせる…

コピーと本物の違いとは?

TOKYO ART BOOK FAIRの準備で忙しい9月中旬でしたが、 今回のPHaT PHOTO模写企画に参加した理由があります。 < 1st trial shot > ある日の出来事がきっかけで、 コピーと本物の違いを通じて 再現性の先にあるものを見つけたいと思ったからです。 参加時点で…

【羨望】

私は音楽をする人に憧れる。 歌を歌う人、演奏する人、踊る人。 パフォーマンスする人が好きだ。 いつも感動するのはなぜだろう? 彼ら/彼女らがステージ上でする行為は 逆回転の時間が許されない。やり直しが効かない。 その緊張感の中で、パフォーマンス…

時を知覚する、とは?

私たちは時間を大雑把に3つに区分する。 3つとは現在、過去、未来、である。 時を知覚するということは、この3つを感じることだと思う。 過去は膨大な記録として知覚することができる。 それこそ全てを見切れないほどの記録が、過去として存在する。 未来…