光を感じるためには?
今日はふと思い立って、目黒駅で下車。
コーヒーを飲みながら文章を書き下ろして
久しぶりにギャラリー「やさしい予感」に行ってきました。
開催されていた展示の内容もそうですし、
作者の方のお話を伺えてよかった。
作者の蒲原さんは、光を感じながら描くことが好きで
フランスに渡って描いたものは、フランスの街でも人でもなく
トイレットペーパーでした。
いかにもフランス!ではなく、身近にあるものを描きたかったとのこと。
どこか僕が写真について抱くものに通じるものを感じました。
トイレットペーパーの薄い紙に射す光の透け具合、
柔らかくクシャリとした紙とロール状の紙の質感の違い、、、
その美しさを表現ために何度も同じモチーフを描いたそうです。
その作品は写実的でありながら、抽象的でもあります。
同じモチーフにこだわり、象徴化する。。。
安達ロベルトゼミを思い出しました。
確かに写真だと、パシャっとシャッターを押すだけで撮れちゃうので
光を感じるためによく観察をし、象徴化することに
気持ちが向かないのかもしれません。
画を描くように写真を撮る。初心に戻れた一日でした。
2014年3月10日(月)まで。