photter's photo diary

日々の暮らしで感じた「心に一番近いコト」を写真と言葉でつづります。

写真の勉強

ふたりの呼応

私が好きな舞台、好きな映画、好きなテレビドラマに 共通することのひとつを見つけた。 それは「呼応」だった。 例えば男女の主人公がいるドラマで、男が発した言葉と 同じ言葉を女が発する。 それが異なる意味を持って使われていたり、 最初に発した言葉の…

ミクロコスモスはどこにある?

先日、茶人の武者小路千家・千宗屋さんと写真家の上田義彦さんの対談に 行ってきました。 千さんが茶室という場とその所作、 もてなしに関して「主客」という言葉を使って説明するほど 私には茶室の説明なのに、 小劇場での「お芝居」のことを語っているよう…

再生

ネットで音楽をダウンロードする時代になって久しいですが、 最近はレコードやカセットテープが見直されているようですね。 一度は枯れた技術でしたが、 誰でも使えて、手に取れる形あるものというのが、 結局残るのかもしれません。 花が咲く。真っ盛りのと…

美しいもの。その内側

美しいものは、どこから見ても美しいのだろうか? 外側。「見かけ、見てくれ」に限れば、それは当てはまると私は思う。 しかし、内側が美しいか?というとそれは別問題だろう。 その最たるものが富士山だと思う。 富士山を望むことの出来る一番遠い場所は、…

成長の過程も愛でる

誰かに褒められたり、 賞を貰うために写真を撮っているわけではないけれども、 結果に表れれば、それは素直に嬉しい。 でも、結果ばかり求めてしまえば、 望む結果が出ないことを受け容れられなくなる。 すぐに結果が得られないものだから、もう止めてしま…

繋がり

ある日のこと。継ぎ手を見ていて、ふと疑問に思った。 どうして足ではなくて「手」なのだろう? 人は信頼関係を築く時に「握手」をする。 足を踏みつけられて、信頼を感じる人は居ない。 もしかしたら足の裏を合わせる部族は居るかもしれないけど。 ところで…

写真を抽象化する

昨日は、講座の3回目で課題提出がありました。 安達ロベルト/モノクロ撮影講座「写真を抽象化する」http://www.tip.or.jp/robert.html 抽象化することを第一に、撮った写真をデジタル処理しました。 フィルムとデジタルの違いは、画面を構成する要素にある…

役に入り込んでこそ活きるアドリブ

誰の言葉だっただろうか? 「脚本は芝居の一部でしかなく、役者によって芝居は完成する」 という言葉をどこかで見た。 4月5日の昼は写真のゼミでお世話になった安達ロベルトさんの 音楽と脚本、演出するお芝居を観に行きました。 そして夜はまた別のライブに…

コース料理をつくるように。。。

今日は浅い眠りと悪夢にうなされ、 寝不足と吐き気で足腰にチカラの入らない一日でした。 そういう日もあるということで今夜はジムで体を動かすことは止め、 写真の整理をして作品にまとめることを考えてみました。 安達ロベルトさんのゼミで 「コース料理を…

小手先ではなく本質で勝負するとは?

あるお芝居の舞台裏のお話。 役者さんの役作りを演出する上で、衣装や小道具は大切な要素である。 しかし、演出家の役者に対する「衣装に頼るな」というコメントは 鋭く刺さると思う。 衣装や小道具は、あくまで役者さんがつくる【存在】の輪郭を より際立た…

光を感じるためには?

今日はふと思い立って、目黒駅で下車。 コーヒーを飲みながら文章を書き下ろして 久しぶりにギャラリー「やさしい予感」に行ってきました。 開催されていた展示の内容もそうですし、 作者の方のお話を伺えてよかった。 作者の蒲原さんは、光を感じながら描く…

ボールはトモダチ。ではカメラは?

キャプテン翼の主人公、大空翼くんの名言 「ボールはトモダチ」 サッカーが上手くなる一番の方法は、ボールと仲良くなること。 確かに上手い選手はボールを吸い付けるように扱います。 私は以前の記事で、写真の一番のトモダチは「光」だと書きました。 光が…

表現における引き算ってなんだろう?

安達ロベルトさんのお話を伺ってから、写真に音楽を載せるためのプロジェクトのために撮っていた一枚から選びました。 メロディーもどきは鼻歌で入れているものの、キーボードで音に出来ていない。まあ、気長に作っていきましょう。 写真に音楽を載せること…

考えを巡らして作り込む

今夜はグループ写真展「LOVE」の出展者講評会でした。岡嶋先生からいくつか質問を受ける形で講評を戴きました。(ダメ出ししてもらいたくて出展したのではないのでヨカタと思います。)質問のうちのいくつかは想定内でしたが、一つだけ答えを用意してなかっ…

ミュージカルWICKEDに学んだこと

ある歌手の方がライブで歌ったミュージカルの歌がキッカケでWickedを観に行きました。しかも二度も。それほど魅了されました。 タモリじゃないけど、僕は突然歌い出すミュージカルが嫌い、みたいな先入観を僕は持っていました。 例えば、リトルマーメイド、…

写真は記録なのだろうか?

(Beijing Airport 2009) 写真は記録だというが、 世の中に出て来ない写真は本当に「記録」と言えるのだろうか? 二週間も前のことだけど、クーデルカ展に行ってきて思ったことだ。 プラハの春。ソ連軍の侵攻と戦う歴史的な出来事だが、遠い昔の離れた国の…

ジョセフ・クーデルカ展にて

国立近代美術館で開催の「ジョセフ・クーデルカ展」に行ってきた。 クーデルカはチェコスロバキア出身の写真家で、 プラハの春が代表作。喜びと哀しみの感情を表現する人だと思う (2014年1月12日 江ノ島にて) 今回の展覧会では7つの作品群に分けて展示され…

写真は微分にも積分にもなる。

昨日はたまたま立ち寄ったルーニーで 刺激される写真を観た。 作品のタイトルが Δt というもの。 写真とは瞬間を切り取ることができる。 しかし、瞬間は点ではない。 シャッターが開いている瞬間、それはある一定の幅の時間Δtだ。 その時間の幅を感じさせる…

コピーと本物の違いとは?

TOKYO ART BOOK FAIRの準備で忙しい9月中旬でしたが、 今回のPHaT PHOTO模写企画に参加した理由があります。 < 1st trial shot > ある日の出来事がきっかけで、 コピーと本物の違いを通じて 再現性の先にあるものを見つけたいと思ったからです。 参加時点で…

時を知覚する、とは?

私たちは時間を大雑把に3つに区分する。 3つとは現在、過去、未来、である。 時を知覚するということは、この3つを感じることだと思う。 過去は膨大な記録として知覚することができる。 それこそ全てを見切れないほどの記録が、過去として存在する。 未来…

写真の要素と集合体 アンドレアス・グルスキー展にて

グルスキーの写真については、いろんな詳しい解説が有るのでそちらを参考に。 僕なりの見方をするならば、 構成する部分(要素)と 部分で構成された構成物(全体)を等価に扱って撮る人だなーと感じています。 どういうことかというと、 例えば私たちは、ご…

写真の手がかり 〜アンドレアス・グルスキー展にて

猛烈な台風の近づく9月15日、グルスキー展に行ってきました。 一つ前の記事で写真を理解しようとする手がかりに 「何を撮った写真なのか?」 「どこで撮った写真なのか?」 というところを観覧者は気にされていた、と書きました。 「わからない 」という…

この写真は何を撮ったの? アンドレアス・グルスキー展にて

台風迫る9月15日、六本木の国立新美術館で開催されていた アンドレアス・グルスキー展に行ってきました。 ちなみに新美の玄関口では無数の傘が。 僕はこんなに沢山の傘が刺さった傘立てをみたことがありません。 グルスキー展は、作品よりも、それを観る…

いまさらと言うなかれGXR

銀座のNikon Salonで作品を引き取り 帰り道は有楽町まで歩いてビックカメラで カメラをみていた。 別に新しいカメラが欲しいわけじゃないけど、 何となく立ち寄ってしまう。 GXR のMマウントアダプターにコシナのレンズが付いていて 展示用のボディーは無か…

アンドレアス・グルスキー展で発見したことは?

台風近づく9月15日、国立新美術館で開催の アンドレアス・グルスキー展に行ってきました。 混雑する会場と グルスキーが「デジタル加工を多用する」と説明している 新美のつまらない解説に呆れて、若干飽きていたところに カミオカンデの作品と巡り会いまし…

アンドレアス・グルスキー展に行ってきました(1)

日本列島に台風が接近する9月15日、 国立新美術館で開催の「アンドレアス・グルスキー展」に行ってきました。 有料の音声ガイダンスが、 ドラマ「半沢直樹」で浅野匡支店長の役を務める石丸幹二さん ということで、新美では初めて、音声ガイダンスを借りまし…

TOKYO ART BOOK FAIR出展します(2)

写真表現の可能性を知りたいから TOKYO ART BOOK FAIRに出展します。 今日は展示販売物のご紹介、第2弾。 「Endless Summer」と題した この小さな小さなzineは2種類用意しています。 封筒編は通り過ぎる夏からのお手紙です。 季節はもうセプテンバー。今年…

撮るだけが写真じゃない。

シャッターチャンスは3度ある。 って格言のように伝わる言葉があるけど、3度っていつのことかな?

使命とは?

チケットぴあのサイトで演劇のページを眺める。 東京には大小、たくさんの劇場があるが、 正直なところ連日満員ってことはないと思う。 ある演出家が自身の仕事に対する夢として語った、

Sanctuary

今日は新宿でストリートスナップの実習でした。 前もって決めたテーマは「ジャングル」だったのですが