写真は微分にも積分にもなる。
昨日はたまたま立ち寄ったルーニーで
刺激される写真を観た。
作品のタイトルが Δt というもの。
写真とは瞬間を切り取ることができる。
しかし、瞬間は点ではない。
シャッターが開いている瞬間、それはある一定の幅の時間Δtだ。
その時間の幅を感じさせる写真で
題名との一致ぐあいが素晴らしかった。
また、表現したいことにあわせて技法を選んでいる点は
説得力があった。
(技法に付いて私が語るのは良くないので書きません。)
写真の決定的瞬間が Δt だから、
写真はある時間の流れの中の
微分という「瞬間」にもなるし
積分という「悠久」の時間も表現できる。
そんな気がした。
【訪れた写真展】
グループ「柔視」
写真展 asterisqueⅦ
2013/11/05(火) ~ 11/17(日)12:00 ~ 19:00 (最終日16:00まで) http://www.roonee.com/schedule/