photter's photo diary

日々の暮らしで感じた「心に一番近いコト」を写真と言葉でつづります。

表現における引き算ってなんだろう?

安達ロベルトさんのお話を伺ってから、写真に音楽を載せるためのプロジェクトのために撮っていた一枚から選びました。 メロディーもどきは鼻歌で入れているものの、キーボードで音に出来ていない。まあ、気長に作っていきましょう。 写真に音楽を載せること…

考えを巡らして作り込む

今夜はグループ写真展「LOVE」の出展者講評会でした。岡嶋先生からいくつか質問を受ける形で講評を戴きました。(ダメ出ししてもらいたくて出展したのではないのでヨカタと思います。)質問のうちのいくつかは想定内でしたが、一つだけ答えを用意してなかっ…

ミュージカルWICKEDに学んだこと

ある歌手の方がライブで歌ったミュージカルの歌がキッカケでWickedを観に行きました。しかも二度も。それほど魅了されました。 タモリじゃないけど、僕は突然歌い出すミュージカルが嫌い、みたいな先入観を僕は持っていました。 例えば、リトルマーメイド、…

グループ写真展「LOVE」のお知らせ

来週から始まるグループ写真展に、一枚の作品を出展します。 写真に添える言葉を仕上げるのにとても苦心しましたが、 シンプルに素直に書けたと思います。 タイトルは作品の一部との想いから、 伝えたい気持ちを連想させるものを選びました。 我ながら、この…

Snow Flower

花の命よりも短くて いとおしい どんな花よりも白く 咲いた想い

世の中の「好き」を集めたら何になるだろう?

日曜日のぶらアートの〆、ニコンサロンに行ってきました。 juna21は神崎さんと同時開催で、 武山友子さんの写真展もゆっくり拝見。 孤独の空間、時間をいとおしむような写真だと感じました。 作者御自身がいらっしゃるのでお話を伺いました。 いつもの私は、…

視線

今日も今日とて、いいものを吸収する素敵な一日を 銀座一丁目→八丁堀→京橋→溜池山王→飯田橋→新宿、と堪能しました。 最後に訪れた新宿ニコンサロンは、 昨年12月のフォトラウンジで知り合った神崎さんの写真展。 観ていて不思議な気分になりました。 初めは…

写真は記録なのだろうか?

(Beijing Airport 2009) 写真は記録だというが、 世の中に出て来ない写真は本当に「記録」と言えるのだろうか? 二週間も前のことだけど、クーデルカ展に行ってきて思ったことだ。 プラハの春。ソ連軍の侵攻と戦う歴史的な出来事だが、遠い昔の離れた国の…

ジョセフ・クーデルカ展にて

国立近代美術館で開催の「ジョセフ・クーデルカ展」に行ってきた。 クーデルカはチェコスロバキア出身の写真家で、 プラハの春が代表作。喜びと哀しみの感情を表現する人だと思う (2014年1月12日 江ノ島にて) 今回の展覧会では7つの作品群に分けて展示され…

【地元に帰ろう】

私には故郷(ふるさと)が無い。 戸籍の上では佐賀だけど生まれ育った記憶は一切無い。 母親が里帰り出産をしたので、その場所が本籍地になっただけだ。 父は転勤の多いサラリーマンで、一緒についていくことになったから 幼なじみとか長い友達も居ない。生…

ボールはトモダチ

僕と同じくらいの年代、つまり いわゆる団塊ジュニアと呼ばれている世代には有名な言葉ですね。 「ボールはトモダチ」はサッカー漫画のキャプテン翼のセリフです。 今日はそれに近い言葉を、全く別の分野の人から聞いて考えた次第です。 金曜の朝は時間に余…

写真は微分にも積分にもなる。

昨日はたまたま立ち寄ったルーニーで 刺激される写真を観た。 作品のタイトルが Δt というもの。 写真とは瞬間を切り取ることができる。 しかし、瞬間は点ではない。 シャッターが開いている瞬間、それはある一定の幅の時間Δtだ。 その時間の幅を感じさせる…

コピーと本物の違いとは?

TOKYO ART BOOK FAIRの準備で忙しい9月中旬でしたが、 今回のPHaT PHOTO模写企画に参加した理由があります。 < 1st trial shot > ある日の出来事がきっかけで、 コピーと本物の違いを通じて 再現性の先にあるものを見つけたいと思ったからです。 参加時点で…

【羨望】

私は音楽をする人に憧れる。 歌を歌う人、演奏する人、踊る人。 パフォーマンスする人が好きだ。 いつも感動するのはなぜだろう? 彼ら/彼女らがステージ上でする行為は 逆回転の時間が許されない。やり直しが効かない。 その緊張感の中で、パフォーマンス…

Silent Moment.

The moment of freezing my thoughts. あなたと目が合った瞬間、頭は凍りつき言葉を失う。 でも心は温かくて、心地のいい silent moment.

グループ写真展のお知らせ

今度グループ写真展を開くので、是非来て下さい!! プレミアムクラスグループ展 "PREMIUM EXHIBITION III" 【 jamais vu 】 フランス語で「未視感」を意味するjamais vu(ジャメ・ヴュ) という写真展タイトルで、 scene 1と2 に分けて、メンバー6名ずつが展…

時を知覚する、とは?

私たちは時間を大雑把に3つに区分する。 3つとは現在、過去、未来、である。 時を知覚するということは、この3つを感じることだと思う。 過去は膨大な記録として知覚することができる。 それこそ全てを見切れないほどの記録が、過去として存在する。 未来…

写真の要素と集合体 アンドレアス・グルスキー展にて

グルスキーの写真については、いろんな詳しい解説が有るのでそちらを参考に。 僕なりの見方をするならば、 構成する部分(要素)と 部分で構成された構成物(全体)を等価に扱って撮る人だなーと感じています。 どういうことかというと、 例えば私たちは、ご…

写真の手がかり 〜アンドレアス・グルスキー展にて

猛烈な台風の近づく9月15日、グルスキー展に行ってきました。 一つ前の記事で写真を理解しようとする手がかりに 「何を撮った写真なのか?」 「どこで撮った写真なのか?」 というところを観覧者は気にされていた、と書きました。 「わからない 」という…

この写真は何を撮ったの? アンドレアス・グルスキー展にて

台風迫る9月15日、六本木の国立新美術館で開催されていた アンドレアス・グルスキー展に行ってきました。 ちなみに新美の玄関口では無数の傘が。 僕はこんなに沢山の傘が刺さった傘立てをみたことがありません。 グルスキー展は、作品よりも、それを観る…

いまさらと言うなかれGXR

銀座のNikon Salonで作品を引き取り 帰り道は有楽町まで歩いてビックカメラで カメラをみていた。 別に新しいカメラが欲しいわけじゃないけど、 何となく立ち寄ってしまう。 GXR のMマウントアダプターにコシナのレンズが付いていて 展示用のボディーは無か…

アンドレアス・グルスキー展で発見したことは?

台風近づく9月15日、国立新美術館で開催の アンドレアス・グルスキー展に行ってきました。 混雑する会場と グルスキーが「デジタル加工を多用する」と説明している 新美のつまらない解説に呆れて、若干飽きていたところに カミオカンデの作品と巡り会いまし…

アートブックフェア 最終日!

ROOM Aの17番ブースです! 本日 15時より、最後のお務めに上がります。 出展者名:Bright Photo Salonブース 9月23日 (月・祝) 11:00-19:00 会場:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス 東京都港区北青山1-7-15 JR総武線「信濃町」徒歩5分 東…

アンドレアス・グルスキー展に行ってきました(1)

日本列島に台風が接近する9月15日、 国立新美術館で開催の「アンドレアス・グルスキー展」に行ってきました。 有料の音声ガイダンスが、 ドラマ「半沢直樹」で浅野匡支店長の役を務める石丸幹二さん ということで、新美では初めて、音声ガイダンスを借りまし…

You make me feel brand new.

そして僕は I make you feel brand new でありたい。

写真は趣味でやっているんですか?と問われたら。

写真を撮るのが好きだというと、 「写真が趣味なんですね」と言われる。 趣味、といわれ私は違和感を覚え、趣味ではないですと即答する。 私にとって写真は趣味を超えた存在である。 写真を撮ることは、自己の表現であり己を知ることだ。 写真教室のアンケー…

TOKYO ART BOOK FAIR出展します(3)

写真表現の可能性を知るための TOKYO ART BOOK FAIRに出展します。 今日は展示販売物のご紹介、第3弾。 渋い雰囲気のポストカードセットです。 僕の作風のルーツとも言える写真、2枚一組のペアで2つ。 特にソテツの写真は、2011年の御苗場で好評だったもの…

TOKYO ART BOOK FAIR出展します(2)

写真表現の可能性を知りたいから TOKYO ART BOOK FAIRに出展します。 今日は展示販売物のご紹介、第2弾。 「Endless Summer」と題した この小さな小さなzineは2種類用意しています。 封筒編は通り過ぎる夏からのお手紙です。 季節はもうセプテンバー。今年…

TOKYO ART BOOK FAIR出展します(1)

写真表現の可能性を知りたくて、 TOKYO ART BOOK FAIRに作品を出展します。 今日はお知らせ第一弾として、展示販売作品を一つご紹介。 「終わらないBus Stop」と名付けたこのzineは、ずっとそこに居るバス停の物語です。 川の土手にあるバス停の写真には、と…

アイデンティティとは?

Tokyo International Photo Competitionという公募展の 本日レセプションということで 受賞作品を観に京橋の72Galleryに行きました。 私はこの公募展に応募するとき、 募集要項に書いてあったテーマ「civilization」って 一体何を求めているのだろう?と思い…